非エンジニアの方向けに『ワードプレスって何ができるの?』という疑問を解決するための記事です。
ワードプレスはウェブサイトを手軽に作成可能なCMSとして有名な一方で、プラグインを用いて様々な機能を追加することができます。また、デフォルトでもブログ投稿・管理する機能が備わっています。
ウェブサイトで実現可能な機能は多岐にわたるため、SEが構築を行った際にどのような機能であれば気軽に追加可能か?が分かるように記載していきます。
Contents
テーマ・プラグインで手軽に実現可能な機能
ワードプレスは無料で導入可能ですが、多機能です。
デフォルトの状態であれば機能は限られていますし、デザイン面の自由度も低いですが、デザイン面では『テーマ』を、機能面では『プラグイン』を導入することで、用途に応じて自由にカスタマイズをすることができます。
ウェブサイト
ウェブサイトを作成・公開することができます。
これは、ワードプレスをインストールすればすぐに実現できますが、デザイン面を変更するにはデフォルトのテーマを改修したり、別のテーマを適用する必要があります。
注意点:ワードプレスというソフトウェア自体は無料で利用できますが、サイトを公開するためにはサーバ環境の準備(多くの場合有料)が必要です。
管理画面より記事投稿する機能もデフォルトで備わっています。
会員(ユーザ)登録・管理
デフォルトでは、管理画面からしかユーザ登録できませんが、設定変更することで一般的なウェブサービスと同様に誰でもユーザ登録が可能となります。
ユーザに付与する権限タイプはデフォルトで以下の6種類ですが、管理画面より新規登録ユーザーに対してどの権限を付与するかを設定できます。
- 購読者:記事閲覧が可能
- 寄稿者:自分の投稿の作成・編集が可能(一般公開は不可)
- 投稿者:自分の投稿の作成と公開(一般公開)が可能
- 編集者:他のユーザーの記事の公開(一般公開)が可能
- 管理者:シングルサイト内の全ての機能を利用可能
- 特権管理者:マルチサイトのネットワーク管理も可能
メール問い合わせフォーム
プラグインを導入することで簡単にフォームを設置できます。
個人情報を自社所有のデータベースに保存することとなるため、個人情報の取扱いに関するページを作成しましょう。
コメント投稿・表示
アメブロなどのブログサービスと同様に、記事に対して読者がコメントを入力する機能も実現できます。
スクラッチで改修することで、コメントへのライクボタンをつけたりもできます。
記事検索
ウェブサイト内の記事をキーワード検索する機能を実現できます。
検索ワードを含む記事の一覧を表示します。
ユーザの管理
管理画面にて、ユーザー情報の編集や権限グループの変更、ユーザ追加・削除を行うことができます。
複雑な設定が必要なプラグインやスクラッチ開発で実現可能な機能
会員限定ページ
ログイン済みユーザにのみページ公開することができます。
プラグインを使用するか、テーマをスクラッチで開発する必要があります。
機能追加自体はそこまで難しくありませんが、コンテンツツリーが複雑になるため、開発者と十分に会話しながらスクラッチで開発をすすめる方が良いかと思います。
ユーザーマッチング機能
ユーザーの登録情報(ユーザー名やその他のパラメーター)をもとに、ユーザー同志が検索するマッチングサイトの機能も開発可能です。
掲示板機能
掲示板機能も作成可能です。
デフォルトのコメント機能を少しカスタマイズするだけで実現できますし、プラグインでも実現可能です。
EC機能
WooCoCommerceやStripePaymentsといったショッピングカート・オンライン決済機能を持つプラグインを用いることで、ワードプレスサイトをECサイト化することも可能です。特殊な事情がない限りは、ECサイト制作はEC-CUBEなど専用のCMSを利用した方が低コストで制作することができます。