ワードプレスでウェブサイトを作成・維持するために必要な費用・料金

WordPressを用いてWebサイトを開発・運用するにあたって必要な費用目安をお伝えする記事です。個人・法人の違いにより、金額が異なりますので、それぞれのケースで解説します。

場合によっては法人で利用するWebサイトでも、個人向けサービスを利用できることもありますので、予算と相談しながら利用サービスを決定します。

サーバー費用

Webサイトを公開するためには、サーバー環境が必要となります。今回はレンタルサーバーを利用したケースの費用感を確認します。

個人向けレンタルサーバーの場合

よく利用されているエックスサーバー(最安プラン、1年更新の場合)では以下のような費用がかかります。

初期費用月額必要
3,300円1,100円

法人向けレンタルサーバーの場合

同じエックスサーバーが提供する法人向けプラン(Xserverビジネス)では、個人向けプランには無い以下のサービスが含まれているため、料金は少し高額になります。

  • 有料SSL(企業認証SSL、EVSSL)※別途料金がかかります
  • セキュリティ診断
  • 設定代行
初期費用月額必要
16,500円3,762円

ドメイン費用

ドメイン(本サイトで言えば、one-ap-engineer.comの部分)も契約により取得する必要があります。これは、人間の家で言うところの住所のようなものです。

個人サイトのドメインの場合

個人が日本でWebサイトを公開するのであれば、サイトの属性に併せてドメインを選択します。

多くのサイトではjp(日本のサイトを表す)や、com(汎用ドメイン)を多く利用しています。個人事業主の方はjpドメインを利用するのが無難です。

ドメイン取得費用年間更新費用
jp1,320円3,344円
com998円1,628円

法人サイトのドメインの場合

法人の場合はco.jp(日本の法人を表す)を利用することになります。

ドメイン取得費用年間更新費用
co.jp4,378円4,378円

開発費用

開発にあたって、費用のかかる項目は以下の通りです。

  • WordPressテーマ利用料(有料テーマ利用の場合)
  • WordPressプラグイン利用料(有料プラグイン利用の場合)
  • デザイン、開発、導入費(作業を発注した場合)

個人サイトの場合は特にこだわりを持たなくても良いですが、法人サイトの場合は保守性を考慮してWordPressテーマ・WordPressプラグインなどを選定する必要があります。

デザイン、開発、導入費に関してはクラウドワークスなどのクラウドソーシングサイトで案件募集をすると、数万円〜数十万円で発注することができます。

運用費用

Webサイトを公開し、運用を続けていくためには以下のような保守作業が発生します。自分で全て対応する場合はお金はかかりませんが、外部発注する場合は小規模サイトであっても月額数千円〜数万円程度は必要が発生します。

  • システムメンテナンス(WordPress実行環境メンテナンス)
  • システムメンテナンス(WordPress利用ソフトウェアメンテナンス)
  • 障害調査・復旧
  • 問い合わせ対応
  • 追加改修
  • 仕様調査

システムメンテナンスとざっくり記載しましたが、ソフトウェアのアップデート・検証作業がメインとなります。

多くの場合は開発を委託した先に、運用も委託するため、開発ベンダーの選定は慎重に行いましょう。